ほう、これがジャニーズの沼

Hey!Say!JUMP・知念さんの眉間のしわに注目するひとのブログ

「一途に応援する“正しさ”」が手のひらからこぼれ落ちたとき

わたしは、ひとりの人をずっと一途に好きでいることはとても尊い事だと思う。
「病める時も健やかなるときも」変わらずひとりの人を大切に思うことはすごく難しい。

それはもちろん結婚という契約を結んだ二人のこともそうなんだけど、アイドルとファンの関係もきっと似ている。

赤の他人同士なのにひとりはアイドルになってファンの日常に彩りを添えてくれて、ひとりはファンになってアイドルの活動を応援する。
ファンとして、好きになった人・応援したいと思う人には、常に花道を歩んでいって欲しいと思うものだと思うけど、アイドルだって人間だから、そうはいかない。アイドルにとって辛いこともあれば、ファンにとって辛いこともある。

 

誰かを好きになるなら、好きな人にたとえ何が起こっても「それでもやっぱりあなたは素敵な人だから応援したい」と思える人を好きになりたいと思った。
だからわたしは、すごく長い時間をかけてジャニーズのHey!Say!JUMPの知念さんを好きになると決めた。

 

知念さんを応援したいなと思い始めて、知念さんのいるジャニーズのこともたくさん知っていくうちに、別のアイドルのことも応援したいなという気持ちが自分の中に芽生えていることを自覚したとき、「わたしは自分は“一途なファン”にはなれなかったんだな」と少し自分にがっかりしたような感情がこみ上げていることに気づいた。

 

実際アイドルと恋愛関係を結んでいるわけじゃないんだから、浮気も何もないはずなんだけど。

自由にいろんなアイドルを応援したたら良いはずなのに。
新しい推しを見つけてすごく楽しい気持ちの裏に後ろめたさがあった。

 

「他の人を応援しないで」なんて自分の担当するグループが発言したわけでも、ましてや知念さんは絶対そんな発言しないと思うけど「一途に長年応援してくれるファンの方が嬉しいんだろうな」と思って疑わない頑固な自分がいる。

アイドルがもしそういう態度をファンに求めててきたとしても、それを否定するわけじゃない。
わたしはアイドルを応援する行為を自分で行っているときにだけ、アイドルと自分の関係性が確かに存在しているものと感じることができるから、「僕だけを応援して。他の人を見ないで」となんて言われたらきっと喜んで他のアイドルへの感情を切ると思う。
「他のアイドルを応援しない自分」を常に自分で自覚できるから、アイドルとファンの自分の関係性をいつも感じられる。諸刃の剣ではあるけれど、アイドルがくれる幻想に酔いしれたいときだってある。

 

でも知念さんはそういう人じゃない。たくさんやりたいことをやって、そのやりたい気持ちの中のひとつにHey!Say!JUMPがいてくれたら嬉しいな、と言ってくれる人。
知念さんだけじゃなくて、Hey!Say!JUMPはそういってくれるグループなんだろうなと思う。それも一種の愛情表現なんだな、と気づかせてくれた。
わたしは割と好きになるとその人のことしか考えられなくなってしまう依存体質なんだけど、ファンの日常生活の中に自分の存在があったら嬉しいと言ってくれる知念さんにすごく救われた。この人なら健康的にアイドルとファンの関係を続けられる、安心して好きでいられると思わせてくれた。
「知念さん、恋愛系のインタビューいつも塩じゃん!(´;ω;`) 」と嘆いて勝手に失恋することもあるけど。笑 だからこそ、知念さんの発言は裏がないんだな、って信じさせてくれるところもある。

 

だから「わたしは知念さんだけ」と思っていたはずだったし、わたしよりも何十倍も長い時間応援しているファンの方を見て「自分も一途に思い続けられるファンになりたい」と憧れていた。でもわたしの“ありのまま”の気持ちはそうじゃなかった。

 

掛け持ちしている方はたくさんいるのもわかっている
。「掛け持ちはすべきか?すべきじゃないか?」なんて考える時代じゃないなんてことももちろん理解しているんだけど、自分が勝手に憧れていた「“正しい”ファンのあり方」が「それでいいの?」と囁いてくるようでとても恐ろしかった。違反行為をしない限りファンに“正しい”“正しくない”なんてないはずなのに。

 

一途に一人を応援できる人もいる。たくさんの人を応援できる人もいる。
でもわたしは「一途に応援するファンにはなれなかった」。
そうあることが「正義」だと信じて疑わないことが自分にとって毒になってしまったのも事実だけれど、「一途に知念さんだけを応援すること」に憧れていたことも自分の本当の気持ちだった。

でもこれが“ありのまま”の自分なんだと思う。
知念さんはいつも自分らしく輝いてくれるアイドルで、そんな知念さんが素敵だなと思ってわたしは知念担になることを決めたんだから。他のアイドルを応援し始めたとしても、知念さんを応援したい気持ちに変わりはない。

 

 

一応この気持ちを小脇に抱えながら、しめちゃんにも落ちかけているブログを書いていました。ブログにはちょっと入れられなかったけど、どこかに同じように思っている方がいたら共有したいな、と思って書きました。

相当しめちゃんも(ノエルくんも…)好きになっちゃってますけど、知念さんを応援したい気持ちは変わらずです!
誰に何を言われたわけでもないですけど、勝手に自分でかけた呪いとずっと対話し続けながら、当面オタクを続けるんだと思います。

「一途に思い続ける幸せ」も「たくさんの推しを見守る幸せ」もきっとその人にとってはどちらも本当なんだと信じてます。

 

知念さんにもしこの気持ちを相談したらどんな返事をくれるんだろう?と考えたんですが、「しめちゃんも好きになって良いんじゃない?」というより「そんなこと自分で考えなよ!自分の好きなことくらい自分で決めなくちゃ」かな、と思いました。ちょっと冷たいけど、知念さんが言いそうというか、そう言われたらきっと嬉しいなと思って…笑

今日も自分の意思で「知念さんのことを応援したい!と思えていることが、アイドルとファンの目に見えない関係を確かなものにしてくれる証拠でありますように。